舌下免疫療法
舌下免疫療法
スギやダニアレルギーに対する治療法の一つに、舌下免疫療法があります。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)を毎日少量ずつ体内に取り込むことで、徐々に体を慣れさせ、アレルギー体質の改善を目指すことのできる根本的な治療法になります。
日本では、2014年に初めてスギ花粉症用の薬剤が承認されスタートした治療法となります。その後2015年にダニ用の薬剤(ミティキュア)が承認となり、2018年には5歳以上の小児に適応のあるスギ花粉症用の薬剤(シダキュア)が承認されたことで、現在では様々な医療機関にて治療が行われております。
舌下免疫療法を受けることでの最大のメリットは、アレルギー体質そのものの改善が期待できることです。その結果、アレルギー症状の緩和や抗アレルギー薬の減量(または服用の中止)ができ、生活の質向上につながります。また、スギ花粉とダニの舌下免疫療法は併用することが可能です。双方のアレルギーをお持ちの方でも、並行して治療が可能です。但し、治療の導入は1種類ずつ行っていく必要があります。また、ダニに対する舌下免疫療法は一年中開始可能であるのに対し、スギ花粉に対する治療は、スギ花粉飛散時期以外(6月-11月)での開始が必要となるため注意が必要です。
治療期間は平均3−5年と長期間にわたりますが、治療終了後も7−8年程度効果が持続すると言われています。(個人差あり)
毎年スギ花粉症の症状で悩みがある方や、年間を通して鼻炎症状があり抗アレルギー薬の服用で症状の緩和が得られていない方には、大きなメリットがある治療と考えられております。
デメリットとしては、①長期間にわたって定期的な通院が必要であること、②治療開始のためにアレルギー検査を受ける必要があること、③副作用が生じる可能性があること、の3つが挙げられます。
1)スギ 又は ダニに対するアレルギーがある
2)治療開始時点の年齢が5歳以上
*以下の項目に該当する方は治療が受けられない可能性があります
初診の受診 または 再診
病歴の確認・鼻内診察・アレルギー検査結果から適応の判断
(適応あり)治療内容の詳細説明、同意書のお渡し、治療開始日を予約し帰宅
適応の判断当日からの治療開始はできません。
(治療開始日)院内にて初回服薬、30分間院内で待機頂き副作用の確認、1週間分の処方を行い帰宅(増量期)
毎日決まった時間帯(午前中が望ましい)での服用をお勧めします
1週間後に経過の確認、診察で問題なければ2週間分の処方(維持期)
2週間後に経過の確認、診察で問題なければ4週間分の処方(以降4週毎の受診)
長期間(1週間以上)服用を中断した場合、再度増量期からの開始が必要となることもあるため、クリニックにご相談下さい
治療薬を舌の下に置き、薬ごとに定められた時間口の中で保持した後に飲み込みます。
その後5分間は、うがい、飲食を控えてください。また、運動や入浴は2時間程度避けてください。
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